10:変わるプレイヤー層、また減少するDDR、一箇所に集まるプレイヤー
(9から続いて書いております)

『変わるプレイヤー層』
昔から旧世代とか新世代とか言われていた話だね。
今は「さらに」supernova世代とでも言うのだろうか。
難易度の認識、求められる難易度、そして何よりもプレイヤーの数。
これが断然に違っていた。

DDR3rdのSSRを機に、プレイヤー「数」は減少していく。
前述した「EXPERTしか見ない現象」で「あ、もう無理」がここで発生していたのかな。
それは即ち、インカムの減少を意味する。
1人が100クレ使うより、100人が1クレ使うほうが「未来」はあるんだ。
その「100人」がどんどん減っていった。

supernovaの新筐体まで、ゆっくりとなくなって行ったDDR。
新筐体でまた増えたDDR。
最も、「増えた」のか、どうか。
「無くなった場所」に「また復活した」は、
実質増えた、なのだろうか。

『また減少するDDR』
これは、「新筐体が無くなった」という話を良く聞く、という事で。
理由は、参考数値を上げることで考察とさせて欲しい。

EXTREMEの話なんだけどさ。
モアイのインカム、1日平均3000円だったんだ。1500円の日もあった。
あんなに人が沢山居たのに。まあ環境悪いたぁ思うけどさ。
あのでかい図体で3000円じゃ、電気代+メンテで終わっちゃうよ。
無くならなかったのは、その当時の店長の努力だったんだよね・・・
(参考:IIDXは1台当たり8000円ありました。それが4台。)

モアイでそうだった。
今のsupernovaの現状を考えるに。
あの場所を食う大飯食らいを入れるなら、ドラクエ入れるわ、ってゲーセン、
果たして幾つあるだろうか?
(ドラクエ=あのカード使ってなんかする剣みたいなの出てる小さいゲーム)
DDR1箇所分でポップン2台入るって考えたらどっちを取るだろうか?
(参考2:ポップンは1台当たり6000円ありました。それが6台。)

『一箇所に集まるプレイヤー達』
筐体が無い以上、出来なくなるか、それともある場所に集中するか。
都心部だと後者になる。地方は・・・出来なくなった所があったな。
ともあれ、一つの箇所に皆が集中して、輪ができる。
プレイするには、そこしか無いからだ。

昔はこれはそんな限定的に「出来なくなる」とかじゃなくて、
「とりあえず解らないけどあそこ行ったら誰か居るだろ」
そういう楽観的考えだった。都心部、池袋だったからだとも思うけど。
俺はそう思ってサントロペにいっていた。案の定、絶対誰か居た。
当時はMMORPGなんて無いからリアルでツラ会わせて仲間作るしか無いわけで。
色々喋りながら話が途切れた所で「一緒にやろかー」とか言えた訳で。
これがまぁゲームセンターの各所各所大量にあった訳だ。

ただ、前述の通り「プレイヤー数の絶対値」が少なくなって、
「集まるゲームセンター」が限定されてしまうと、
他のDDRが入っているゲームセンターが過疎になるわけで。
そうすると過疎のDDRは撤去の報いを受けるわけで。

関係ないけど、池袋サントロペからDDR消えると知った日の、
踏み収めのPARANOiAは忘れない。
確かEXTRA出さずにFINALでBASICやって、
終わった後泣きながらお辞儀して、御礼を言った記憶がある。
曖昧だけど・・・

そして今も筐体の数が減っていると言うことは、
そのプレイヤー数(インカム数)がどういうペースであれ、
減っていると言うことになる。
ただそれでも熱狂的なファンが多いのはDDRかな?とも思っているけれども。

他のゲームと違って、人と人との繋がりが強いと思う、このDDRと言うゲーム。
その「繋がり」が招いた残念な結果かも知れない。
しかしその「繋がり」は他の場所で生きていると考えると、
それはそれで複雑な話でもある。

(チャイムの音)

ぬ、今日は長かったと思うが気にしないように。
次回は、「呆れるほどの難易度エスカレート、置いて行かれる中間層。」
の話だ。これは短くてすむと・・・思う。多分。多分ね。

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